17日間のモラトリアム
アルバイト納めをしてきました。
私はどこをどう見ても社会不適合で、言われたことはやれない、注意力は散漫で、とにかく大学生になる前は「アルバイトはしたいけど、すぐやめてそう」「ていうか働けなさそう」と思っていました。
けど、アルバイトは同じところで3年間やりました。
ひとえに、一緒に働いていた人たちが心優しかったからだとおもいます。
大学生活は、恋愛、勉強、サークル、ボランティア、アルバイト、旅行、読書など趣味、自由な格好をする、飲み会、インターン、留学、ゼミ、就職活動など、たくさんやりたいことややらないといけないことが目白押しで、やれることなら誰でも全部うまくやりたいでしょう。
でも実際に3つでもうまくできればいい方だと思います。たぶん、というかできない理由のたいていがお金だと思います。
で、みんなお金が欲しいからアルバイトに比重をおく。
私もそうで、とにかくお金が欲しかった。
だけどお金のために働いている、貴重な時間を切り売りしている、という意識はなかった。
あたたかい人たちがいて、あたたかい職場で、毎日目新しいものに触れてきました。
昆布の量り売りをしたと思ったらチョコレートを売ったり、最終日は洋服を売ったし、ワインも売った。抽選もやったし、子供たちと縁日をしたり。お魚も売ったり、制服の採寸なんかもやりました。
昆布の量り売りはそうとう記憶に残っている、なんでなんだろう。
自分の大学生活、3つもなんかやり遂げたことがあるかはわからないけど、アルバイトだけは本当にやってよかった。
社会不適合の分際で苦しむことなくアルバイトを続けられたから、せいゆのイベントに行ったり、轟くんのグッズを買ったり、好きな洋服を買ったり、なりたい自分でいられた。
一生ぶんの職場運を使ってしまったのでは?と思えるくらいでした。
本当に楽しかった。