2ヶ月ホスクラに通ってみたけど(2018年6月頃分下書き掲載)

 

うーん。2ヶ月前のブログは「卒業式」について書きました。そして、そのブログ書いてその日のうちに飲みの後に軽いノリでホストクラブに片足を突っ込み、そのまま社会人になり今に至るみたいです。

 

大学生活を、ゲームのエクストラモードと考えてたわたしは楽しめる非日常であれば楽しんでおきたいという気持ちがあり、社会人数日前にして「ホスクラって超非日常じゃね?卒業前に行きてえんだけど」と言ってホスクラに行くことにしました。

 

キャッチに「とにかく顔が中性的で可愛い子の多い店を」とゴネて連れていかれた店に、すごく顔が好みの人の写真がかけてありました。学生時代好きだった男の子に似てました。

初回は写真で見て気に入った人を3人まで指名できるんですけど、もちろん指名してワクワクしてた待ってる時に途中周りを見渡したらめっちゃ顔が好みの人がいて、「わたしが大学生の時に好きだった男の子に激似じゃん」と思う人がもう1人いて「ウン?」と思ったら、宣材とはちょっと違うけど指名したのと同じ人で「怖ッ!こいつの顔どんだけ好きなんだ自分」と怖くなりましたね。

 

そしてその人と対面した瞬間に、一緒に来てくれた友達とバカ笑いしました。近くで見ても改めて、好きだった男の子にそっくりだったから。

自分が笑われてるのに対して「いま、俺の悪口言ってたろ」と話しかけて来たのが、初の会話です。乙女ゲーでいう出会いのセリフですね。金色のコルダの土浦なら「お前誰だっけ」とかそういうアレですね。

 

 

学生生活っていう非日常を体感するために、学生生活の集大成の中で行ったホストクラブでまさか学生生活で一番好きになった男の子にめちゃそっくりなホストに会えるとは思わないじゃないですか、自分の人生が奇跡じゃなくて運命だよね🌟と思えていました。

 

即座にわたしはそのホストに「あの、ずっと好きだった男の子に似てる」と告げたら「ああ、ヤリ捨てしてごめん」と謎の返しをされて、「あ、好き。この人好きだった男の子に似てる似てない関係なく好き」とオタクはそこで思いました。

 

わたしが好きだった男の子にヤリ捨てされたされてないはともかくとして、返しとして天才じゃないですか?好きだった男の子に似てるって言われて、まあ彼氏ではなかったんだろうなと関係性まで推測をして、この女も傷ついたんだろうなと代わりに謝ってくれました。そこが好きだと思いました。

 

そこから派生して、「ヤッたあとずっと一緒にいて欲しいタイプ?それともいて欲しくないタイプ?」といきなり聞かれても、盲目のオタクなので、必死にどもりながら「アッ!早く帰って欲しいッ!さっさと帰ってッ!オタクッ!好きな人とするとッ!好きすぎてッ!苦しくなるッ!夜とか、泊まると、眠れないッ!気持ち悪いからッ!ずっと、寝顔を、眺めて、眠れないッ!そして朝が来るとッ!相手が起きる1時間くらい前から…ひたすら何百回もお湯をッ!沸かすッ!そんでッ!起きたらすぐ、コーヒーをいれてあげられるように…待ってるッ!これは苦しい、からッ!さっさと帰って欲しいッ!」と返答をすると「俺コーヒー飲まない」と言われて、また1つ好きになりました。

 

よくわかんないですよね、自分でもわかりません。

 

あとはわたしは四月から社会人になると告げたのに「俺は金髪の方が好きだよ」と言ってきたところも好きだなと思いました。普通、四月からずっと黒髪にする人間に、それも商売相手にだったら「黒髪も似合いそうだけどね」とか無難なことを言っておけばいいのに、無難なことを何1つ言ってこないところも、オタク的に好きなポイントでした。

 

それまで着いたホストは、まあみんな優しかったんで誰が悪いとかはないけど、息を吸うように「うわっスタイルがいいっ」「うわっ顔がいいっ」みたいな褒め言葉のオンパレードだったので、一言も褒めてくれなかったやつの方が印象的だったんです。「おもしれーヤツ」(by跡部景吾)みたいな新鮮さがあったんです。

 

 

そしてその日は家に帰って、「クソッ!最後までいたら†初回鬼枕†だったか…?」などと悶々しながら家でツイッターやらなんやらを検索してネットストーカーをしていたらマジで電話がかかってきてすごい驚いたことも、まだ覚えています。

 

そして3/31に、綺麗な金髪を泣く泣く染めていた時に「お店には来なくってもいいから会いたい」とラインが来て、ガチ恋だから、ガンダして新宿歌舞伎町まで向かったのが夜の8時過ぎでした。明日から社会人というやつが何してるんだろうと思いながら、担当に指定された場所(ホテル街みたいなところ)をうろちょろしてました。でもあまりに見つからないので「もう帰るわ」とラインしたら「なんで帰るとかいうんだよ、約束したことだろ。いまどこ、まだ帰ってない?行くから」って電話が来て「無限に好き」と思いましたね。

 

学生生活で出会った男の子は、みんな頭は良かったし、お金持ちの子も多かったし、その中でも顔がいい子を選んでたけど、そういう約束は守れない子が多かった。ちょっと体調悪かったらブッチ、めんどくせえラインは既読無視…。みたいな。だからホスクラは金さえ払えば約束を守ってくれるってすごくないか?と感動しました。

 

締め日でもお店を抜け出して来て、別に対して育ちもしなそうな大学生の頭の悪そうな女に会いに来てくれた事実は、今思い出してもとても嬉しくて、わたしの人生のかけがえのない思い出です。そして何より、イヤでイヤで仕方なかった黒髪を「案外似合ってる」と褒めてくれたから、黒髪でも社会人頑張れる、そう思ったんです。

 

別れ際に、社会人頑張ってねと抱きしめてくれたのも、すごく嬉しくて、「わたしはこの日を一生忘れないと思うし、一度しかない学生生活最後の日にこの人に会えてよかった。その感謝を伝えたい。約束を守ってくれることへの対価も。どちらにせよ、お金があればいいんだ。フツーのOLだから大した額は稼げないけど、それでも感謝くらいなら伝えられるだろう。明日から行く研修旅行から帰って来たらすぐにお店に行かないと」と、改めてホスクラに通う決心をしました。

 

 

その決意?があったからこそ、私は新入社員研修旅行とかいう、毎朝社歌やら社訓を斉唱し、4人一部屋の集団生活を一週間耐え忍ぶことができました。この私がですよ?信じられますか?

まあ、移動のバスや自由時間の室内ではひたすらYouTubeにある担当の動画やシャンパンコール見てたから狂気だと思いますけど…。

おかげで同期中から怖がられる存在になってました。

 

そしてその旅行から帰った次の日、即座にホスクラに行って指名し、学生時代好きだった男の子に激似だったホストは私の担当になりました。